こんにちは!
三重県で地域密着型ローカルビジネスのサポートをさせていただいております山口です。
今日は「ネット広告をやっている人必見!顧客獲得単価に対する正しい考え方」というテーマでお話しさせていただこうと思います。
ネット広告をやっている人は理解できると思いますが、1人の顧客を獲得する単価という指標がありますね。
それを専門用語でCPAと言います。
つまり一般的にはこのCPAが低ければ低いほど、利益額が多く残るので良いとされているのです。
しかし、この考えは実は危険なので、この記事を読まれているあなたは今日から考えを改めていただければと思います。
ちょっと深い話になりますが、是非ご参考にしてください。
ネット広告を使う人が
必ず知っておかなければならないもの
例えば、あなたがネット広告を使っている場合、大きく2つのパターンが考えられます。
1つ目のパターンは広告からランディングページに飛ばして、直接商品サービスを販売してしまうパターン。
そして2つ目は広告からランディングページに飛ばして、見込み客に無料レポートなどの資料をダウンロードしてもらったり、無料体験や無料相談に誘導するパターンです。
これは2ステップマーケティングと呼ばれていて、主に高額な商品サービスや何か検討する必要がある業種業界などではよく使われる手法です。
ここでは分かりやすく2番目のパターンで考えてみますね。
仮に、あなたがフィットネスのパーソナル・トレーナーだとしましょう。
そのような場合、広告からランディングページに飛ばして、無料体験に誘導するとします。
このような場合、明らかに体験料は無料にした方が申し込みは増えます。
しかし、ここで考えてもらいたいのは、無料体験から集まったお客様が一体どんなサービスを申し込んで、どれだけの期間継続してくれたのか?という顧客生涯価値なのです。
顧客生涯価値とは1人のお客様があなたのサービスを申し込んで一体どれだけの売上をもたらしてくれたのかという売上総額のようなものです。
例えば、あなたのサービスに申し込んでくれるほとんどの人は月に1万円のコースを平均10ヶ月継続してくれる。
そのような場合、顧客生涯価値は10万円ということになります。
CPAだけで
広告の成果を判断してはいけない理由
逆に広告からランディングページ飛ばして、無料ではなく、1回5,000円で体験できるとしましょう。
そうすれば当然、申込数というのは激減するのでCPAは高騰します。
ただ、逆に言えば、それに申し込んでいただける人は本気度が高い人なので、高額な商品サービスを申し込んでくれたり、継続率が高かったりするのです。
つまり、無料体験から集客した人のCPAが5,000円で顧客生涯価値が10万円。
それに対して、1回の体験が5,000円から集客した人のCPAが2万円で顧客生涯価値が50万円だった場合、どちらがお得ですか?って話なんです。
普通に考えて前者の利益は9万5,000円なのに対して、後者の利益は48万円になるのです。
これがネット広告を使う場合、CPAだけで判断してはいけない理由です。
多くの人はCPAだけで広告の良し悪しを判断してしまいます。
しかし、そのような判断は多くの機会損失をもたらしてしまっているかもしれないのです。
だからこそ、CPAだけでなく顧客生涯価値から広告の良し悪しを判断するという基準を持っていただきたいのです。
このような基準や考えを持っている人はそう多くはありません。
だからこそ、今日からあなたも考えを改めて、広告からの利益を最大化してくださいね。
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