ここでは個人塾が生徒数100人を目指すビジネスモデルをお伝えします。
ただ、このモデルは地域密着型で教室数が5教室以内の塾経営者にとっても有効なビジネスモデルです。
実際にある塾はこのビジネスモデルを愚直に続けることで、5つある教室全てにおいて入塾を断っているほど儲かっています。
なので、ぜひご参考にしてみてください。
個人塾が売上を上げる2つのポイント
まず個人塾が売上を上げていくためには次の2つのポイントが重要になってきます。
- 継続率
- 高単価
店舗ビジネスを展開されているオーナー様の宿命ともいうべきことなんですが、店舗に人を集めてビジネスをやる以上、基本的には単価×生徒数という図式が成り立ってしまいます。
なので教室のキャパ以上には売上は上がらないんですね。
だからこそ、基本的には生徒さんを集めるだけでなく、高単価かつ高継続率を戦略的に狙っていく必要があるんです。
この点をさらに詳しくご説明させていただきますね。
継続率を上げていく最大のポイント
塾経営というのは基本的に長く継続していただかなければ、生徒数の積み上げにはなりません。
なので、まずは継続率に関してご説明させていただきます。
生徒さんの継続率を上げるための最大のポイントは、「入塾前にファン化をさせること」です。
基本的に生徒さんの合格率などの実績押しの塾の場合、結果のみで判断されてしまいます。
しかし、入塾前に生徒さんやその親御さんをファン化させることができれば、「この人に任せたい!」という強い欲求が生まれるのです。
もちろん成績アップや合格率などの実績も重要ですが、そこよりもまずは「この人なら私の子供を任せてみたい!」というファンを作ることが高継続率の最大のポイントになってくるのです。
高単価を狙うならターゲットを絞ること
では次に単価についてご説明させていただきます。
生徒数が限られてしまう教室ビジネスでは、一人一人の単価を上げていかなければ売上アップにはつながりません。
そこで重要になってくるのが、どんな生徒を狙って集客していくのか?という点です。
下記の図を見てください。
このような知識は釈迦に説法ともいうべき、ご説明は不要だと思いますが、生徒さんというのは基本的に2:6:2に分かれてきます。
そこで、高単価を狙うのであれば、多くの人が上位20%のエリート層をターゲットにしようとしてしまいます。
しかし、この上位20%は大手などの競合がひしめいています。
なので、狙うのはここではありません。
そして、60%の中間層でもないのです。
実は狙い目となるのは、下位20%なんです。
ここの層は親御さんもなんとかして成績を上げたいという強い願望があるため、お金をかける層だからです。
逆に中間層はパイが大きい分、ライバルが数多くいるので、値下げなども始まります。
また、そこそこの学力が既にある生徒さんなので、親御さんも「なんとかして成績を上げたい!」という強い欲求が薄いんですね。
だからこそ、狙い目となるのは言い方は悪いですが下位20%で、なんとかして学力を上げたいという強い願望を持っている層なんです。
希望者が多すぎて
入塾を断っている塾のビジネスモデル
ターゲット層が分かったら、次はいかにそのような生徒さんを集めていけば良いのか?
そのビジネスモデルを説明させていただきますね。
まず、最初に申し上げた通り、継続率を上げるには入塾前にファン化をする必要があります。
そのためにやるべきこと。
それはYouTubeです。
やはり今の時代において動画というのは強力な手法でして、あなたの人柄や想い・指導の仕方などを直接親御さんに届けることができるので、ファン化にはもってこいの媒体だといえます。
そしてYouTubeでファン化をした後の流れは下記のようになります。
Youtube→個別面談(説明会)→学力テスト→個別面談→入塾
という流れです。
複数人数を相手に説明会を開催するというのも一つの手ですが、やはり個別に面談をした方が入塾に向けての引き上げ率は高まります。
なので、基本的には個別面談を行い、次に学力テストをやって実際の実力を把握する。
そして、その後に再度個別面談を行い、入塾という流れを作るのがベストです。
YouTubeにアクセスを集めるには?
ここまで読まれたあなたは、なんとなくイメージはついた。しかし、どうやってYouTubeにアクセスを集めるの?
と疑問に思われているかもしれません。
確かにまともにYouTubeチャンネルを作り、登録者数や視聴回数を集めようと思ったら最低でも半年から1年以上はかかってしまいます。
また今は競合も多くレッドオーシャンになっているので、さらに時間がかかる可能性もあります。
なので、基本的にはチラシやFacebook広告、YouTube広告などの広告を使い、アクセスを集めます。
そこから、あなたのYouTubeを見てもらい、ファン化をする。そして個別面談に誘導し、入塾という手順を踏むとスピード感を持って生徒さんを集められるようになります。
継続率を上げるもう一つの仕掛け
そして最後のポイントとして、継続率を上げるもう一つの仕掛けをお伝えします。
このモデルを使ってうまくいっている塾が継続率を上げるためにやっていること。
それは月に1回の個別動画メッセージです。
生徒さんの状況や今後のプランなどを親御さんに向けて個別に動画でメッセージを送るのです。
これをやれるかやれないかで継続率は大きく変わってきます。
今はスマホ一台あれば、このような動画メッセージの作成は十分可能ですし、別に凝った編集も必要ありませんので、是非やってみてください。
複数教室をお持ちの
塾長さんの場合
もし、あなたが複数の教室をお持ちの塾長さんだった場合、実はこれを各教室でやるだけでOKです。
これは実際にあった事例なんですが、このモデルで成功している塾長さんは近隣に5つの教室を持っていたのですが、ある一つの教室に入塾が集中していたそうです。
その秘密はわかりますよね。
YouTubeによりファン化をしている先生の元に殺到したんです。
なので、複数の教室がある場合は、教室ごとにこのモデルをやって、ファン化をおこなってください。
そうすれば問題ありませんので。
しかも、このようなYouTubeを使った戦略というのは、多くの人が長続きできません。
つまり、やったもの勝ち、続けたもの勝ちのモデルですので、継続していただきさえすれば必ず勝てるモデルなのでぜひやってみてください。
PS:これらの仕組み作りをやりたいけど、自分たちでやるのは厳しいと感じているあなたへ
私がこれらの仕組み作りのお手伝いをさせていただきますので、ご興味のある方はまずは一度ご連絡をください。